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2008年05月01日

【スーホの白い馬】魂に響く絵本・児童文学

 優れた絵本、児童書は、大人の心をもわしづかみにし、揺り動かします。



     まるで恋のように。





      ':・:*:. ☆ .:*:・:'





先日、映画「Tibet Tibet」上映会に行って参りました。

  「Tibet Tibet」※公式サイトhttp://tibettibet.jp/

感動しました!

深く感銘を受けました。

揺さぶられました。



チベット問題が、人権問題であることが、よくわかりました。

人は、自分の出自を愛し誇りに思ってもいい。

人は、自分が生まれ育った風土を愛し誇りに思っても良い。

人は、自分の家族や身の回りの人を愛し大切にしてもよい。


そんな、そんな簡単で基本的なことなんだと思いました。


人は、自分の信仰や思想・信条を選ぶ自由があるはず。

人は、自分が大切にしているものを大切にし続けていいはず。

その人自身が、大切にされ尊重されて当然なはず。

どんな人であれ。


モンゴルと文化的に深いつながりを持つチベットの映画を、
モンゴルを舞台にした絵本「スーホの白い馬」についてメルマガを
書こうとしている時に見ることになった不思議な縁をかみしめつつ。

たいせつな白い馬を、力づくで奪われたスーホ。

大切な存在を踏みにじられた痛みを、歌と音楽という非暴力な手段で
表現するスーホ。

そんなスーホの中に、チベットの民の姿を見ました。




魂に響く絵本・児童文学
(絵本だけでなく、児童文学もとりあげている事実に即して、
メルマガのタイトルを変更いたします。ご了承下さいませ。)
http://www.mag2.com/m/0000144564.htm

2008.4.29 第21号
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
『スーホの白い馬』
大塚勇三 再話、赤羽末吉 絵 
福音館書店
(対象年齢:読んであげるなら4才くらいから)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

  〜 あらすじ 〜

(モンゴル民話の再話)

  中国の北のほう、モンゴルには、ひろい草原がひろがり、

  そこに住む人たちは、むかしから、ひつじや、牛や、

  馬などをかっていました。

  このモンゴルに、馬頭琴という、がっきがあります。

  がっきのいちばん上が、馬の頭のかたちをしているので、

  ばとうきんというのです。

  けれど、どうしてこういう、がっきができたのでしょう?

  それには、こんな話があるのです。(本文2pより引用)


          ・
          ・
          ・


貧しい羊飼いの少年、スーホは、おばあさんと二人暮らし。

ある日、生まれたばかりの白い子馬を助け、大切に育てます。

白い馬は、羊を狙うオオカミと果敢に戦うような勇気ある馬に育ち、

その名馬ぶりがあだになり王様に力づくで取り上げられてしまいました。

馬を渡すまいとして抵抗し半死半生の目に遭ったスーホが

馬の身を心配しながら寝込んでいると、外から物音が・・・


白馬が、滝の汗を流し傷だらけで立っているではありませんか!


王様たちが逃がすまいと射かけた矢を全身に受けながら、

走って走って走り続けて、大好きなスーホのところへ、

帰ってきたのです。


「白馬、ぼくの白馬、死なないでおくれ!」

切ない祈りと懸命の看病もむなしく、

弱り果てた白馬はスーホの腕の中で息絶えます。



嘆き悲しむスーホの夢の中へ、

白い馬が現れます。

「私を使って楽器を作ってください。

そうすれば、私はずっとあなたと共にいられます。

あなたを慰めてあげられます。」


          ・
          ・
          ・


  がっきはできあがりました。

  これが、ばとうきんです。

  スーホは、どこへ行くときも、このばとうきんを

  もっていきました。

  それをひくたびに、スーホは、

  白馬をころされたくやしさや、

  白馬に乗って、草原をかけまわった楽しさを、

  思い出しました。

  そしてスーホは、じぶんのすぐわきに、

  白馬がいるような 気がしました。

  そんなとき、

  がっきの音は、ますますうつくしくひびき、

  聞く人の心をゆりうごかすのでした。(本文44pより引用)





        .。.・:*: ☆ .:*:・:'





これは、『くまのコールテンくん』のその後の物語だ。

  ※『くまのコールテンくん』
   http://mishio.seesaa.net/article/94770808.html


これは、『まぼろしの小さい犬』のその後の物語だ。

  ※『まぼろしの小さい犬』
   http://mishio.seesaa.net/article/94766984.html




私は「くまのコールテンくん」で奇跡の出会いを語った。

Boy meets girl.

ずっと探していた存在に巡り会える奇跡。

「私もあなたを探していた」と答えることのできる奇跡。



私は「まぼろしの小さい犬」で

奇跡の出会いのその後の泥臭く平凡な日常について語った。

出会いの後

相手を受け入れていく地道な努力。

ありのままの、欠点だらけの、弱い、現実の、その存在。




そして「スーホの白い馬」で対象喪失について語りたい。

奇跡的な邂逅のあと、ありのままの存在を受け入れ、世話をし面倒を見、

楽しみも喜びも分かち合ったあと、

いきなり喪った時(奪われた時、去られた時)あなたには何が残されるのか。




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




楽器は空洞があるからこそ、美しい倍音を豊かに響かせる。


カリール・ジブランは言う。

「悲しみがえぐったその跡にこそ、喜びは満ちるのです」




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




あなたの内部をある他者との出会いが埋めた。

あなたの内部をある他者の存在が占めた。

その他者の存在が喪われたあと(奪われたあと、去られたあと)、

その跡はどうなるのか。



ぽっかりと空いた空虚な穴はどうなるのか。



他者に共鳴するスペースになるのだ、と私は思うのです。

楽器には欠かせない、共鳴のための空洞に。




あなたにうがたれた穴が大きければ大きいほど、

あなたが奏でる楽の音は豊かに共鳴する。


あなたにうがたれた穴が大きければ大きいほど、

他者の想いに共感し共鳴する余地、可能性が豊かに広がる。


人間の幅が大きくなる。

スケールが大きくなる。

あなたは

かすかにもらす他者のため息にも繊細に反応し共鳴する

優しい楽器となるだろう。




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




出会って別れ、

巡り会って去られ、

愛して喪い、

そのたびに豊かなものを内側に蓄積していく。




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




「サンタクロースの小部屋」という名著があります。

  ※松岡享子 著、こぐま社


東京こども図書館の理事長である松岡さんが、

幼い人たちにとっての読書の重要性を格調高い文章と

たくさんの事例で語ってくれる素晴らしい本ですが、

そのはしがきに、本の題名にもなった「サンタクロースの小部屋」という

コラムが載っています。


その内容を要約すると。



『幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、

 その人の中に、信じるという能力を養う。

 心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、

 心の中に、サンタクロースを収容する空間を創り上げる。

 サンタクロースをもう信じなくなったあとも、

 サンタクロースが占めていた空間は、その子の中に残る。

 この空間がある限り、人は目に見えないけれども大切なものを

 ここに迎え入れることができる。』



出会いと別れの意味もここにあると思うのです。

同じだと。

人は、誰かを愛し、受け入れ、心の内に住まわせる体験を通じ、

心の余地を大きく広げる。



そこからその誰かが去っていったあとも、その場所は残り続ける。



その場所に、あらたな何か、あらたな「良きもの」「愛おしいもの」を

受け入れ続けるでしょう。


「愛」「信頼」「友情」を受け入れ続けるでしょう。



例え、出会いの数だけ別れがある、というのが真理であろうとも

出会うことを恐れてはいけない。



大地が、死と再生を繰り返すことで、豊かに肥えていくように

人もまた、出会って別れ、愛して喪い、巡り会って去っていく経験の中で

豊かに耕されていくのだから。



人を心から愛したことのある人だけにわかるものがある。

人を喪う苦痛に眠れぬ夜を過ごしたことのある人だけにわかるものがある。



スーホが

白馬に乗って草原をかけまわった楽しさを知っていたからこそ、

白馬をころされたくやしさを知っていたからこそ

馬頭琴がますます美しく鳴り響いたように。

その調べが人の心を揺り動かし続けることができたように。

その調べが、人の心を癒すことができたように。



ゆたかな、ゆたかな経験。



人と人は、

まるで宇宙の虚空に浮かぶ惑星同士のように孤立しているけれども

感情だけが私たちを結ぶ。

まるで大陸が海でつながっているように。



生命が生まれては死んで朽ちていくことで、

母なる大地が豊かさを増していくように

私たちは出会って様々な体験を分かち合い、そして別れていくことで、

豊かな共鳴と共感を響かせる可能性を高めていく。

豊かな感情をはぐくみ、他者とのつながりを深めていく。


出会いに感謝。

そしてそれと同じくらい、別れに感謝。





        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




別れには感謝。

しかし、理不尽な暴力など、世の中には許してはいけないものもあると思います。

軽んじられて当然の存在なんてない。

暴力を振るわれていい存在なんてない。


人が、尊厳を踏みにじられる行為すべてに、NO。



世界のすべての「スーホ」が、自分の「白馬」を

損なわれずにすみますように。

世界のすべての「スーホ」が、尊重され、大切にされますように。



  ※私にできることを探して、「チベットのためにできること」の
  キーワードで検索してみました。
  その情報の、シェア。

  「チベットのために、できること」
  http://ymtk.jp/ladakh/2008/03/post_84.html

  「チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)」
  http://www.geocities.jp/t_s_n_j/index.html





『スーホの白い馬』
大塚勇三 再話、赤羽末吉 絵 
福音館書店
(対象年齢:読んであげるなら4才くらいから)



        .。.・:*: ☆ .:*:・:'



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posted by スピリチュアルコーチたまちゃん at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 魂に響く絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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