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2006年07月19日

魂に効く絵本 --人はひとりで生きているのではない--

■日付

2005年2月16日(水)


■タイトル

魂に効く絵本 --人はひとりで生きているのではない--


■本文

魂に効く絵本  〜絵本は恋に似ている〜

  #  2005.2.15  # 第3号

 
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*=

 優れた絵本、児童書は、大人の心をもわしづかみにし、揺り動かします。


     まるで恋のように。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


今年の冬は雪が多いですね。

私の住む北海道の片田舎の山村では、積雪が2m近いです。
観測史上初の積雪量だと聞きました。

毎日毎日、除雪車が大活躍です。
雪の厚い毛布をかき分けて、
社会の動脈、生活道路を確保してくれます。

そこで、今号では
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』を
ご紹介いたします。


テーマは

 「人は一人で生きているのではない

 〜はたらくということ、社会の中で役割を果たすということ〜」



   ☆もし読み聞かせに使うならば組み合わせたい本
    『もぐらとずぼん』



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

● 『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』

 バージニア・リー・バートン  福音館書店

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


     〜〜あらすじ〜〜

ケイティーはキャタピラのついている、赤い立派なトラクターです。
とても強くて大きくて、色々な仕事ができました。

夏の間はブルドーザーを付けて道を直し、
冬になると除雪機を付けて雪をかきのけました。

ある日のこと、
ケイティーの住むジェオポリスの町に、大雪が降ります。

ジェオポリスは 一日にして
真っ白い 雪の毛布の下に すっぽりと隠れてしまいました。


ケイティーの仕事仲間、小型の雪かきトラックたちは全て立ち往生。


 町中で動くことができるのは


     ケイティー ただひとりだけ。


ゆっくり、じっくり、ケイティーが雪をかいていくと、
 あちこちから「頼みます!」の声がかかります。

警察署、郵便局、電話局、電力会社、お医者さん、消防署・・・

   「頼みます! 町を守らなければなりません。

          私たちが出歩けるようにしてください!」


ケイティーは応えます。

    「よろしい。私についていらっしゃい。」
 

      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 「けいてぃーは、はたらくのが すきでした。
  むずかしい ちからのいる しごとが、あればあるほど、
  けいてぃーは よろこびました。」


ケイティーは 誇りをもって 自分の使命を果たしている。
道路を確保する、という使命。
ライフラインの確保。
ライフラインが切れてしまうと、
他のみんなが自分の使命をはたせない。
自分の役割を、義務を、責任を果たせない。

 おまわりさんは町を守りたい。

 郵便屋さんは郵便を届けたい。

 電話局と電力会社の人は倒れた電柱を直したい。

 お医者さんは患者を病院に運びたい。

 消防署員は火事を消したい。


 みんな 使命を、義務と責任を、果たしたい。


そして、文中には触れられていないが
細かく隅々まで描き込まれた挿絵の中で、
ケイティーが 除雪し 通れるようにした道路を使って、
さまざまな役割を果たして社会を守る人たちが描かれている。

    パン屋さんがパンを届け、

    牛乳屋さんが牛乳を配達し、

    ゴミ収集車がゴミを集めている。

大雪の中、除雪を待ってただちに働き出した彼らのおかげで、

 お腹を空かせた誰かがパンを受け取れている。

 泣いている赤ちゃんのもとへミルクが届く。

 ゴミは適切に排せつされる。


そして、先頭に立って力強く雪をかきのけるケイティーの
後ろに続く車の列の中に

 石油を運ぶタンクローリーの姿があり、

 たくさんの乗客を乗せたバスの姿がある。


この絵本は、
ライフラインである道路の確保に奮闘するケイティを
主人公にすえることで、

社会の 支えあいのシステムを浮かび上がらせることに 成功している。


道路は町の血管だ。

道路を通って必要なものが運びこまれ、不要なものが運び出される。

有機生命体としての町が維持される。

道路によって人はつながり、助け合い、支えあっている。


社会の中で、誇りをもって 自らの義務と責任と使命を果たすことで

 人は 支えあい、助け合って、 そして 生かされている。



      ':・:*:. ☆ .:*:・:'



助け合うこと。
自分の得意分野で能力を生かして、喜びを生み出し、
感謝を受け取る。喜びと感謝を循環させる。
有機生命体としての社会全体を 生き生きと活性化させる。

おまわりさんは町を守ることで。

郵便屋さんは郵便を届けることで。

電話局と電力会社。

お医者さん。

消防署員。

パン屋さん、牛乳屋さん、ゴミ収集係。

タンクローリーの運転手、バスの運転手。


みんな、自分の本分を果たすことで、

          人の役に立ち、喜ばれ感謝されている。



それが働くということ、それが仕事をするということ。
有機生命体としての町を維持すること。
つながり、助け合い、支えあい、生かしあうこと。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 「けいてぃーは もう、すこし くたびれていました。
  けれども しごとを とちゅうで やめたりなんか、
  けっしてしません・・・

  やめるものですか。」


最後から二枚目のページでは、

ケイティーの活躍で 
やっとすべての道路網を雪の中から掘り出された
ジェオポリスの町の地図が 見開きいっぱいに描かれる。


最後のページで、ケイティは とうとう帰りつく。
道路管理部の中の自分の車庫へ。


 「こうしてけいてぃーは 
  だいじな しごとを ぜんぶ すませて、
  はじめて うちへ かえりました。」


文中ではさらりとこう書かれているだけだが、
絵の中では、大きく手を振って、
疲れ切ったケイティーを迎える人の姿が何人も描かれている。


帰りを待っていてくれる人、労をねぎらってくれる人が こんなにいる。


「よくやった、よくやり通した」
「もういい、よくがんばった、ゆっくり休め」

そんな温かい声が聞こえてくるような、最後のページ。


どれほどがんばったか、知っててくれる人がいる。
正当な評価をくれる人たちがいる。

自分の 得意分野で 能力を生かして 喜びを生み出し、

   正当に評価され、正当な対価を受け取る。

それが働くということ、それが仕事をするということ。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


ケイティーは 自分の仕事を誇りに思っている。

果たすべき役割があることを、
   自分にしかできない仕事があることを知っている。

なんのために自分がそこにいるのか、よくわかっている。

そして、その価値を知って、評価し、ねぎらってくれる人たちがいる。

その人たちが待っていてくれる、帰る場所がある。



こんな幸せなことがあるだろうか。



 自分の 得意分野で 能力を生かして 喜びを生み出す。

 それぞれが 誇りを持って
   それぞれの役割、義務、責任を果たし、

 つながり、助け合い、支えあい、認められ、評価される。

 それが 働くということ、仕事をするということ、
 よく生きるということ。



よき社会人としての生き方モデルを、

幼い人たちに最初に見せてくれる名作絵本。

   * 「ケイティー」は女性なんです。
     そのことも素敵ですよね♪


『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』
 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 福音館書店
 * 読んであげるなら4歳くらいから


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 ☆もし読み聞かせに使うならば組み合わせたい本
  『もぐらとずぼん』

もぐらくんはポケット付のスボンが欲しくなりました。
ズボンを手に入れるにはどうしたらいい? 
もぐらくんはまずアマという植物を育てるところから始めます。
アマから繊維を取り、機織り機で布を織り、
色々な動物たちに裁断や裁縫を手伝ってもらい・・・

1つのズボンを作るということが、どれほど大変なことなのか。
どれほどたくさんの手間と工程が必要なのか。

    
人は一人で生きているのではない。
衣食住の全てが、たくさんの人の手を経て
手間をかけられて、私たちの手に届く。

そしてもちろん、すべて大自然の恵みあってのこと、もの。


「人は一人で生きているのではない」
もぐらくんという等身大の主人公を介し、
“ポケットのついたズボン”という身近な素材を通して、
子どもたちが そのことを実感できる絵本。


泥にまみれて田植えしたことがなく、
汗水たらして稲刈りもしたことのない自分が
毎日 お米を食べられているということは どういうことなのか。

自分が着ている温かい服は誰がどうやって作ってくれたものなのか。

それを着ていられるということはどういうことなのか。



忘れがちですよね・・・



大人も謙虚な気持ちになれます。


『もぐらとずぼん』
作: エドアルド・ペチシカ
絵: ズデネック・ミレル
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店
  
 * 読んであげるなら4歳くらいから



廃刊にしたメルマガ、「魂に響く絵本・児童文学」より収録
posted by スピリチュアルコーチたまちゃん at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 魂に響く絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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