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2010年06月24日

「はやたろう」1

ある日、旅のお坊さんがある村を通りかかると、村のみんなが泣いていた。魂に響く絵本・児童文学「はやたろう」その1
 優れた絵本、児童文学は、大人の心をもわしづかみにし、揺り動かします。



     まるで恋のように。




      ':・:*:. ☆ .:*:・:'




 ☆今号は日本の民話です(^^)
  長くなってしまったので、分割してお送りしますね。
  続きはまた明日!


魂に響く絵本・児童文学

2009.8.19 第24号
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
『はやたろう』
監修・松谷みよ子、文・小沢清子、絵・太田大八、小学館
(対象年齢:読んであげるなら五歳くらいから)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

  〜 あらすじ 〜
ある日、旅のお坊さんがある村を通りかかると、
村のみんなが泣いていた。

わけを尋ねると、今日は年に一度、村の神様に娘を捧げる日だと
いうではないか。

「神様は人を助ける存在のはず。娘を差し出させるなんて、
本当の神のはずはない。」

その夜お坊さんが社の下に隠れて様子をうかがうと、
「神」の正体はなんと巨大な二匹のヒヒだった。

ヒヒが恐れる「越後高田のはやたろう」を探して旅に出たお坊さんが
越後高田で見つけた「はやたろう」は、なんと人ではなく犬だった。


村に連れ帰られたはやたろうはヒヒに敢然と立ち向かい、ヒヒを倒す。
が同時にはやたろうも息絶えた。

霊犬はやたろうのおかげで平和の戻ったことを村人達はとても喜び、
はやたろうを祀るお堂を建てていつまでも大切に拝んだということだ。



        .。.・:*: ☆ .:*:・:'



民話は人の魂の成長を描いていると言われている。

だからこそ、人の心にまっすぐ届き、魅了し、
何百年という年月の間語り継がれていく力があるのだ。


この民話の場合、村全体を一人の人格として見立てると、
魂の成長が描かれているのが読み取れる。


人の人格は、平板な一枚岩のようなものではない。

色んな人がいる村のように、色んな顔を持っているもの。

いろんなパート(副人格)が組み合わさってできているもの。

一人の人の中に、傷つきやすい子どもっぽい人格も居れば、
冷静沈着で理性的な大人な人格も居る。

「なんでもいいじゃん」とゆるゆるな人格も居れば、
几帳面でいたいお堅い人格も居る。

自分という一人の人間の中に、複数の人格のパートが居て、
それぞれせめぎ合う。

まるでひとつの村のように。





        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




  この民話の村を一人の人格と見立てると。

  "娘"は若々しくみずみずしい生命力の象徴。

  将来の大きな変容の可能性の象徴。

  変化と成長と繁栄の兆しの象徴。



  "ヒヒ"は、「変化したいだと?ふざけるな。」と言ってくる存在。

  「挑戦?失敗したらどうするんだ。今のままでいろ。」と言ってくる
  自分の中の一側面。

  それが、"ヒヒ"の暗喩するもの。

  自分の中に潜む、変化を恐れる心の象徴。



  "旅のお坊さん"は、メッセンジャー。

  広い世界からの。

  ハイヤーセルフからの。

  成長を助け変化を促進する福音をもたらしてくれる存在。

  シンクロニシティのような。



  では、霊犬"はやたろう"は・・・?




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




この物語を現代の現実を生きる一人の人のお話に置き換えると、

以下のような魂の成長物語として翻訳することができる。



 
        □ □ □


人は、変化し成長するもの。

平凡に穏やかに暮らしているあなたも例外ではない。

あなたの内側に、折に触れ新しいことにチャレンジしてみたい気持ちが
沸き上がってくる。

「ああ、あんなことに挑戦してみたいなあ・・・。」


でもあなたは、そんなささやかな願いをこみ上げてくる度に押し殺す。

「でも難しすぎる」「お金がかかる」「時間がない」「あの人が反対する」
「周囲の人がどう思うか」・・・云々。

神をかたる化け物に「娘を差し出せ。さもないと村をめちゃくちゃにするぞ」
と脅されて素直に娘を差し出し続けた民話の中の村人のように、

変化は難しくて危険なもの、
安全に生きていくためには慎重でないといけないと信じている。



そうやって
変化したい心を何かのせいにしては抑圧することを繰り返していたあなたに、

ある日思いがけず新風が吹き込む。

物語でお坊さんが
「娘を差し出させるなんておかしい。そんな神に従うことはない。」
と言ったように、

あなたの心に吹き込んだ新風は告げる。


  「変化を望んでもいいのかもしれない。

   自分を押し殺さないで生きる道もあるのかもしれない。」




「本当に無理なの?チャレンジしてみたらいいんじゃないの?」と

「変えようとしてみた?努力してみたの?」と、

「最初っからあきらめてるなんて、なんかヘンだよ」と、突然気がつくのだ。

きっかけは、お友達の何気ない一言かもしれないし、
本屋でふっと手にとった書物の1ページかもしれない。

テレビで見た何かかもしれないし、電車のつり革広告かもしれない。




お坊さんが、村の悪い慣習を断ち切るために
越後高田にヒヒの恐れる"はやたろう"を探しに行ったように、

あなたは、あなたに訪れた直感的な疑問に従い、
自分自身の成長と変化の小さな芽を守り育むために
クエスト(探求、冒険の旅)を始める。

気になる本を何冊か図書館で探すのかもしれないし、
ネットで特定のキーワードで検索してみるのかもしれない。

心理カウンセリングやセラピーやヒーリングを受けるのかもしれないし、
セミナーを受けてみるのかもしれない。

コーチングを試してみるのかもしれないし、
何かの勉強を始めるのかもしれない。

とにかく、変化を恐れる心に立ち向かえる強さを得るために、
あなたは心の旅を始める。



                    (つづく)




        .。.・:*: ☆ .:*:・:'




『はやたろう』
監修・松谷みよ子、文・小沢清子、絵・太田大八、小学館
(対象年齢:読んであげるなら五歳くらいから)


※参考文献
『昔話の深層―ユング心理学とグリム童話』 (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄 (著)

『昔話と日本人の心』 (岩波現代文庫―学術)
河合 隼雄 (著)

『ファンタジーを読む』 (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄 (著)

『子どもの本を読む』 (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄 (著)
ラベル:絵本 児童文学
posted by スピリチュアルコーチたまちゃん at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 魂に響く絵本・児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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